日本酒漂流記〜甲子〜

千葉県

甲子
〜純米吟醸 夏の香〜

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

こんにちは、酒好しょーたです🍶
春が過ぎて暑さを感じる季節に
なってきましたね☀️

今日は
「夏に日本酒って重たくない🤨?」をテーマに
そんな印象をひっくり返してくれる爽快系な一杯を紹介します✏️

この時期しか味わえない
一本を是非手に取って
飲んでみてください!!!

Kinoene HPより引用

⚫️甲子スペック

創業と歴史


千葉県印旛郡酒々井町に
1740年誕生した老舗・飯沼本家

創業はなんと江戸時代中期
以来80年以上にわたり伝統を守りつつ
現代の感性にも響く
酒づくりを展開している

最近では
「甲子林檎」や「甲子ピーチ」など
フルーティーな香味の酒で
女性人気も急上昇中!

東京近郊からアクセスしやすく
蔵見学や直売所、レストランも併設しており
観光地としても注目されている


◆ 感性派の若き杜氏「畠山達也」氏


甲子ブランドを牽引する杜氏は
飯沼本家の畠山達也氏

1980年代生まれの若き杜氏で
伝統を重んじつつ
若者の嗜好にも合う酒造り
追求しています

「日本酒をもっと自由に
もっと楽しく」がモットー

味わいもラベルも
映えるだけでなく
中身もしっかり美味い!という

トレンドと品質を両立した酒を
次々と世に送り出している

飯沼本家の定番商品

⚫️甲子 純米吟醸 夏の香 ※今回紹介
⚫️甲子 純米吟醸 冬の華

⚫️甲子林檎/ピーチシリーズ
⚫️甲子 正宗(辛口タイプ)




今回は
夏限定かつ数量限定商品
毎年5月ごろからリリースされる

甲子
〜純米吟醸 夏の香〜

こちらのレビューをしていきたいと思う!

⚫️甲子〜純米吟醸 夏の香〜
のラベル



ボトルカラーの
淡い水色とシルバーの組み合わせが印象的🌊

手描き風の「甲子」のデザインが可愛く
中央のシルバー肩ラベルが
清涼感バツグンっっっ!

まるで風鈴が揺れる
夏の縁側を思わせる
涼やかさと上品さを兼ね備えたデザイン🎆

まさに「目でも涼を楽しめる一本」👀

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

涼しげな一本は
枝豆や冷奴と
一緒に並べて写真を撮ると夏感up!

Instagram投稿📷
でもバズるの間違いなし♡

 ⚫️

サイダーのような甘い華やかな香り
チリチリと微発泡感も感じることができ
本当にサイダー?なのか
と思ってしまうほど…笑

やや酸味も感じ
軽いタッチで飲み疲れせず
甘過ぎない美味しさ

『甘口は嫌い』という方にも
きっと飲んだら美味しいと
お勧めできる一本🍶

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

夏らしいラベルや味わい🎐

冷蔵庫に一本増やして
常備しておいてほしい🤲

「ただいま」と同時に
一杯飲んでも良さそう!笑

米:山田錦、五百万石
精米歩合:58%
アルコール分:16度

⚫️マリアージュ

今回飲んだ
甲子夏の香は
甘さ控えめジューシーながらも
白ワイン感覚でも飲める

食前〜食中酒として
和食やイタリアンでも
大活躍してくれそう📣

千葉県の食材やグルメに
合わせるとしたら
なめろう


解説:房総半島(特に千葉県南部)の
漁師めしとして発祥

アジ、イワシ、サンマなどを
味噌・生姜・ネギ・大葉・ニンニクなど
と一緒に叩いて作る

なめろうの語源は
包丁で「これでもか」と叩き込み
“あまりの美味しさに皿まで舐めたくなる” 
→「舐めるほど美味い」=「なめろう」

特徴①:房総の漁師めしとして誕生

昔の漁師たちが
新鮮な魚をその場で叩いて調味した即席の肴
として作っていたのが始まり

船の上で火を使わずに調理でき
かつ酒に合うという点から自然と定着

味噌・生姜・ネギ・大葉などを加え
包丁でたたくことで
魚の旨味と薬味がなじんで濃厚な味わい

特徴②:他地域との差別化ポイント

「なめろう」はいまや全国的に
食べられていますが
千葉が本家本元

千葉ではさらにそれをアレンジして焼いた
さんが焼き

酢締めして寿司にした
房州寿司」などの派生もある

特徴③:千葉の郷土料理としての位置づけ

千葉県は公式に「なめろう・さんが焼き」を
郷土料理として紹介しており

観光ガイドや道の駅・居酒屋メニューなどでも必ずと言っていいほど登場する

つまり「なめろう=千葉発祥」は
事実として地元に
深く根付いている文化といえる

                  農林水産省HPより引用

「夏の香」のフルーティな香りと
なめろうの旨味と薬味の風味がベストマッチ!!

おがしょの晩酌

今回
わらさの照り焼き
ペアリング✨

わらさの照り焼き
(2人分)

①わらさの両面に塩を振りかけ
10分程度おき、水で流す

②片栗粉をまぶし
油を引きプライパンで
軽く焼き目がつくまで焼く

③焼き色がついたら調味料を入れ
弱火で馴染ませる

【調味料】
酒(大さじ1)・醤油(大さじ2)
砂糖(大さじ1)・味醂(大さじ2)
生姜(小さじ1)・水(大さじ3)


④調味料とわらさに馴染み
火が通ったら
早めにわらさを取り上げ
調味料を軽く煮詰めます

⑤とろみがついてきたら
わらさにタレをかけて
完成!!


※わらさを焼く時
皮面から焼くのがポイント!!!
時短で作れる♪ぶりの照り焼き Cookpad 参照 

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

わらさ(ブリの若魚)は
脂がほどよく
さっぱりとした味わいが特徴☺️

脂が控えめな分
タレや調味料で旨みを
プラスするのがポイント!!


くぅぅぅう〜最高!!

⚫️ワンポイントコラム
「甲子(きのえね)」ってどう読むの?意味は?

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

ちょっと気になるこの銘柄名
「甲子(きのえね)」って
読みにくいですよね?

調べてみたらそこには
意味がありました🔍

「甲子」の意味についてご紹介✏️

◾️甲子の意味とは?
“十干十二支”のはじまり


「甲子」とは
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)
組み合わせた
六十干支(ろくじっかんし)
第1番目の組み合わせ

種別意味読み方
十干甲・乙・丙・丁…
(五行+陰陽)
きのえ、きのと、ひのえ、
ひのと…
十二支子・丑・寅・卯…ね、うし、とら、う…
組み合わせ例甲子 → きのえ+ね(木+水)きのえね


つまり「甲子」は
60年に一度の最初の年=スタートの年
意味します

◾️甲=きのえ、子=ねずみの“ね”

甲(きのえ)」は木の兄(陽の木)を
意味し芽吹き・発展・成長の象徴

子(ね)」は十二支の1番目
ねずみ年
生命の始まり・繁殖・豊穣を表します

このふたつが組み合わさった「甲子」は
すべての始まり
新しい命の誕生
縁起の良い年
を象徴する言葉なんです🌱

⚾️実はあの有名施設も…?

実は「甲子」を使った
有名な名前が日本にあります。
それが――ー

 「甲子園球場」!!!


1924年(大正13年)=干支でいうと
甲子の年
そこから「甲子園」と
名付けられました!

まさに
スポーツの原点、青春の始まり
にふさわしい名前📣


◾️甲子という酒名に込められた想い

飯沼本家がこの酒に
「甲子(きのえね)」という

名をつけたのは
単なる響きの美しさだけではない

⚫️「すべての始まり」「挑戦の原点」として
酒造りの原点を忘れず

⚫️新しい味わい
新しい挑戦を続けていくという
蔵の決意を込めて

ラベルに書かれた「甲子」という二文字には
「伝統の継承」と「革新への一歩」
両方の意味が込められていた😭

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

こうやって日本酒を飲んでみると

ただ飲むだけじゃない
物語を味わうような
日本酒の飲み方が広がる🍶

「この酒には“はじまりの力”が
込められてる」

そう考えて飲むと
日々の一杯が
もっと特別に感じられるはず🍶✨


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