日本酒漂流記〜智則〜

島根県

智則
純米吟醸直汲み中取り
無濾過生原酒おりがらみ


フレッシュでプチプチしたガス感
ジューシーなお米の甘味と旨味
今後の流行りと共に
益々注目されるであろう一杯


⚫️智則のスペック

緑豊かな自然環境に恵まれた
島根県安来市に位置する吉田酒造から
出ている日本酒である

吉田酒造は1743年より酒造りを
開始しており代表名作としては
月山(がっさん)がある

吉田酒造では
「日本一柔らかい水」と言える
銘水100選に指定された島根県の
超軟水を使用し酒造りをしている

作り手には扱いが難しいとされる
軟水ではあるが
香りや味を良く引き出すともされ
飲み手には華やかな香りと米本来の旨味を
感じやすいお酒となっている

吉田酒造の社長、吉田智則氏の名をとり
「智則」として販売している
智則氏の島根県の思い入れや遊び心を
入れたお酒である

月山の定番商品
月山 芳醇辛口純米

吉田酒造株式会社HPより引用

今回手に入れたのは
智則
純米吟醸直汲み中取り
無濾過生原酒おりがらみ

こちらのレビューをしていきたいと思う!


⚫️智則ベル


モダンで高級感のあるデザイン

「智則」と大きく書かれ
蔵元吉田酒造の社長
吉田智則氏の特別感を演出する
強く印象を与えるラベルとなっている

 ⚫️

島根県産の酒米「左香錦」を使用し
精米歩合を55%まで磨いている
日本酒度は+1、酸度は1.6と
やや甘口でライトボディ
仕上がりとなっている

フレッシュな白桃のような香り
スッキリながらもジューシーな
お米の甘味と旨味を感じる

雑味が少なく飲むたびに
旨みが増していく
甘旨な日本酒である

⚫️マリアージュ


智則は
吉田酒造が手掛ける限定流通の
純米吟醸酒である
洗練された旨味はそのままでも楽しめる日本酒

甘旨フルーティーなお酒には
魚介系の天ぷらや良く合う
例:海老、帆立の天ぷら

島根県の食材やグルメに
合わせるとしたら
しじみ



解説:島根県のしじみといえば
 宍道湖しじみが有名

宍道湖は日本最大の汽水湖であり
淡水と海水が混じり合っている

この環境はしじみにとって最適とされ
他の産地のしじみより
大きく肉厚で美味しく育つ

しじみは
オルニチンやタウリンを多く含み
肝臓の働きを助け疲労回復や
二日酔い防止に効果的である

加熱したまま食べてもよし
汁物や炊き込みご飯等にしても
風味豊かに美味しい

JTB Webサイトより引用

おがしょの晩酌

今回
白子の天ぷら
とともにペアリング

白子を丁寧に下処理し
水気を拭き取りてんぷら粉をつけ
さっと揚げました

外はサクサクで中はトロトロ
白子の臭みは全くなく塩でいただき
濃厚な旨味が口一杯に広がります

智則との旨みどうしの共演は
良い相乗効果を生み
天ぷらの油をスッと流します

くぅぅぅう〜最高!!!

⚫️ワンポイント雑学
『軟水と硬水』
について


日本酒の約80%は水分であり
使用する水の質が味わいに大きな影響を与える

水には様々なミネラルが含まれているが
ミネラルが多く含まれている水ほど
硬度が高いとされ硬水と言われる

一般的には
硬度120以上の水が硬水
60〜120未満が中硬水
60未満が軟水と分かれている

硬水で造る日本酒

硬水はミネラル分を多く含み
軟水に比べて発酵が盛んに進み醸造の
失敗は少ないとされている
旨みや味わい深く輪郭のはっきりとしたお酒になる
関西を中心とした
地域の蔵元で使用されることが多い

軟水で造る日本酒

日本で飲まれている
水の多くが軟水であり
発酵が緩やかに進むため
温度管理など高度な技術が必要とされる
柔らかくまろやかな
口当たりになる傾向があり
新潟等雪解け水を使用する
地域に多いとされる


今回飲んだ智則は超軟水を使用しており
その味わいは柔らかい旨味であり
体にゆっくり馴染んでいく

           新潟の地酒かじやより引用
           酒みづきより引用


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