風の森山田錦807真中採り
複雑味ある味わいながらも
瑞々しい山田錦の旨さを堪能!
⚫️風の森のスペック
生酒ブームを牽引した『風の森』
日本酒最古と言われている
奈良県の油長酒造で
1998年に作られたお酒である
現在油屋酒造を牽引するのは
十三代目の山本長兵衛氏であり
山本氏の父にあたる先代が『風の森』
ブランドを作り上げている
『風の森』に使用している酒米は
全体の75%が地元産の秋津穂と露葉風で作られ
通常の『風の森』と柔軟な発想で
日本酒の可能性を追求する『ALPHA』
シリーズを展開している
⚫️風の森のラベル
注目箇所は807と示されている数値!
この数値の意味は
精米歩合80%にて『協会7号酵母』で
醸したということを表している!
大地のエネルギーの象徴とした
「金剛葛城山系の原生林」の写真を背景に
品種ごとに色を変えている
山田錦:緑がかったゴールドイエロー
雄町:マンダリンオレンジ 等…
⚫️味
香りはあまり強くなく
ほのかに青いバナナやメロンの香り
瑞々しい真中採りのお米の旨みが先行し
複雑みや酸味を感じつつも
カドはなく1番美味しい部分を
味わっている感覚に陥る
山田錦の余韻にキレを感じる
嫌味なく飲み続けられる
⚫️マリアージュ
瑞々しい山田錦ならではお米の旨みを
感じることができるお酒であり
食中酒としても合わせることの一杯である
例:里芋の煮っころがし、肉じゃが
奈良県の食材やグルメに合わせるとしたら
のっぺ
解説:奈良県の郷土料理。
里芋や大根、人参などを使った
具沢山の煮物である。
昆布や干し椎茸のもどし汁を使った
精進料理で野菜の旨みたっぷり!
農林水産省HPより引用
おがしょの晩酌
今回は肉じゃがとともにペアリング
肉じゃがの出汁の効いた芋の甘さと
風の森が醸し出すお米の旨みが
丁度よく吊り合いいい塩梅
心地よい余韻のキレの良さ
くぅぅぅう〜最高!!!
⚫️ワンポイント雑学
『協会7号酵母』
日本醸造協会が頻布する酵母の一種
「真澄」を製造する長野県の蔵元である
宮坂酒造で発見された
協会7号酵母は
現在日本酒造りにおいて
最も使用されている酵母であり
『協会酵母の横綱』の異名を持つ
酒母を造る際に必要になる
酵母は酒母の中で
「糖分」を「アルコール」と「炭酸ガス」
に分解する。
こうした中で特有である酵母の
独特な香りや旨みが生まれる
現在の協会7号は芳香がよく
発酵力が強いと言われている
落ち着いた香りとバランスの取れた
味わいが特徴的であり万人受けする
安定した味わいとされている
こんなことを考えながら飲むお酒も
面白い…
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