相模灘
〜特別純米 無濾過生酒〜

しょーた
えっほ えっほ えっほ えっほ
どうも酒好しょーたです笑
今日は
神奈川県が誇る地酒
地元の素材と技術
そして情熱が詰まった一本🍶
「九号酵母が生み出す
米の旨みを生かした
バランスの良い食中酒」
をテーマに紹介します✏️
⚫️相模灘のスペック
◆ 創業と歴史
相模原市緑区根小屋に
1844年誕生した久保田酒造
幕末の動乱期から170年以上にわたり
地元の人々とともに歩み続けてきた歴史ある蔵
「相模灘」は神奈川県を流れる
相模川=相模灘をイメージして名づけられた
地元の水、米、人の技術、気候が織りなす
“相模の地酒”として
地元飲食店を中心に根強い人気を誇る
◆ 豊かな自然──酒を育む環境
蔵の周囲には丹沢山系から流れる清流
自然林、野生のホタルが舞う田園地帯といった
「都市のすぐそばの里山」の風景が広がる
仕込み水には
蔵の敷地内に湧く相模川水系の伏流水を使用
水質は適度なミネラル分を含む中硬水で
相模灘の目指す「バランスの良い食中酒」
を造るには必要不可欠な要素
軟水
米の溶解は少なく
酵母の発酵も穏やか
口当たり優しいライトボディの
日本酒に仕上がり
硬水
米の溶解が多く酵母の発酵も活発
飲み応えのある
フルボディの日本酒に仕上がり
適度なミネラル分を含む中硬水は
それぞれの中間的性格を持っているので
「バランスの良い食中酒」を
目指すには最適な水質
◆小規模・手造り・寒仕込み
のこだわり
久保田酒造の年間製造量は
わずか約300石(5.4万リットル)程度
大手と比べると極めて少量
その分すべての工程に目が行き届く
「丁寧な手造り」を徹底
特に「相模灘」シリーズは、
冬季限定の寒造りにこだわっており
気温が低く雑菌の繁殖しにくい季節に
集中して酒を醸す
この季節にしか仕込まないからこその
フレッシュさとキレ
そしてふくらみのある旨味が魅力
◆兄弟で守る酒造り
蔵を率いるのは
蔵元兼杜氏の久保田晃氏と
兄弟である久保田徹氏
家族経営ならではのチームワークで
昔ながらの製法を守りながらも
現代の味覚に合う酒造りに挑んでいる
少人数体制でありながら
発酵管理、火入れ、瓶詰めまですべて
自社でこなす“全工程一貫体制”
それが「小さな蔵の高品質」を実現している
久保田酒造の定番商品
⚫️相模灘 特別純米 無濾過生酒
※今日紹介の一本
⚫️相模灘 純米吟醸 美山錦 無濾過生酒
⚫️相模灘 特別本醸造 しぼりたて 無濾過生酒
⚫️相模灘 純米吟醸 美山錦
※紹介リンクは1800ml
今回は
相模灘
〜特別純米 無濾過生酒〜
こちらのレビューをしていきたいと思う!
⚫️相模灘〜特別純米 無濾過生酒〜
のラベル
白地に大きく筆文字で描かれた
「相模灘」の文字が印象的
無濾過生酒の帯ラベルが斜めに貼られていて
クラシカルながらも個性が光る
ラベルには酒米や精米歩合、
使用酵母の情報も丁寧に記載されており
酒好きにはたまらない“情報開示派”な一本!

しょーた
The日本酒!!!
あっぱれなかっこいいラベル
クラシックな日本好きな方には
刺さるの間違いなし🤩
⚫️味
美山錦を磨いた無濾過生酒
微かに澱が残り
フレッシュでフワッと香る吟醸香
リンゴの様なニュアンスを感じる🍎
ピリリとした辛口が舌を刺激しつつ
スッキリとキレは良く軽快〜〜〜
香りの余韻は
鼻にゆっくり残り
食欲を掻き立てられる
食中酒として最適✨

しょーた
ラベルにも
辛口の表記が載っていて
魚と合わせようと即決🐟
米:美山錦
精米歩合:60%
アルコール分:16度
酵母:九号酵母
⚫️マリアージュ
今回飲んだ
相模灘は生酒でフレッシュ
スッキリピリリと辛口
食中酒として
魚だけでなく
なんでも万能で合う
普段の食事でもグッと格上げしてくれるお酒
神奈川県の食材やグルメに
合わせるとしたら…
三崎マグロの漬け丼
解説:神奈川県三浦市にある三崎港は
全国でも屈指のマグロの水揚げ量を
誇る港町として知られています
特徴①:遠洋マグロ漁の基地
三崎港は昔から遠洋漁業の拠点で
主に冷凍された本マグロや
南マグロ(インドマグロ)が水揚げされる
日本だけでなく世界中の海から
質の良いマグロが集まるのが特徴
特徴②:鮮度・品質管理の高さ
冷凍状態での保存・加工技術が高く
解凍後でも非常に鮮度の良い状態を
保てるのが三崎の強み
さらに市場での選別・加工も丁寧で
高級寿司店や料亭にも多く流通している
特徴③:観光地としての魅力
「三崎朝市」や「マグロ丼街道」など
マグロを使った食文化も盛んで
マグロの町=三崎という
イメージがすっかり定着

たびらいHPより引用
おがしょの晩酌
今回
鯖の塩焼き
イカとエビのアヒージョと
ペアリング✨
鯖塩焼きは
自宅でよく作る一品
大根おろしとレモンを添えて
食べればさっぱりいただけます🥢
アヒージョは
近くのスーパーで売っていたものに
マッシュルームを加え
調理しました!
どちらも
海鮮の旨みが口の中に
染み渡り最高です!



しょーた
海鮮×相模灘のペアリング
食中酒として最適で
口の中がリセットされる感覚が
心地いい☺️
くぅぅぅう〜最高!!!
⚫️ワンポイントコラム
九号酵母っなにもの?

しょーた
相模灘でも使用されている九号酵母
日本酒の
“香りと味の鍵”を握る存在🍶
「九号酵母」についてご紹介✏️
◾️そもそも酵母ってなに?
「酵母」とは、アルコール発酵の主役
米を糖に変えたもの(=もろみ)を発酵させ
日本酒に欠かせない香りと味を作り出す微生物
つまり!
酵母が変わると
日本酒の香りも、味も、ぜ〜んぶ変わる!
◾️九号酵母ってどんな酵母?
昭和21年(1946年)
熊本県の酒造研究所から分離されたのが始まり
その蔵の銘柄「香露」は
今でも
九号酵母の“ふるさと”として知られている
その後
全国の蔵元で使えるようにと
日本醸造協会(きょうかい)が提供を開始
こうして名を馳せたのが
協会九号酵母=九号酵母です!
◾️九号酵母の3大特徴!
① 上品な吟醸香(カプロン酸エチル系)
九号酵母から生まれる香りは
まさに「日本酒らしい上品なフルーツ香」!
リンゴや洋梨、白桃を思わせる
やわらかくて控えめな吟醸香が特徴
派手じゃないけど、じんわり広がる
この控えめさが、料理と寄り添える理由
② 雑味が少なく、キレがある
発酵スピードが穏やかなので雑味が出にくい
その分
味わいは軽やかでスッとキレる感じ
後味がきれいなこと、これが
「九号で造った酒=キレイな酒」と
呼ばれるゆえん
③ 食中酒にぴったり!
香りも味も主張しすぎないので
お刺身、焼き魚、煮物など、和食と相性抜群!
例えば
相模灘のように
「料理と合わせて飲むこと」を
意識した酒にはベストマッチな酵母
🍶 代表的な九号酵母の酒
香露(熊本)
オリジナルのふるさと酒上品な香りと味
相模灘(神奈川)
九号らしいバランス感と食中酒スタイル
黒龍(福井)
穏やかな香りと洗練された味
真澄(長野)
派手さよりも調和を重視する名蔵

しょーた
九号酵母って
いわば「控えめだけど実力派」の
日本酒界の縁の下の力持ち💪
派手な酒もいいけど
落ち着いた香味を求めるなら
九号酵母の酒を
ぜひ選んでみてください!
14号酵母や18号酵母など
“香り派”酵母との違いも
飲み比べすると
楽しそうだな☺️
※紹介リンクは1800ml
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