日本酒漂流記〜七田〜

佐賀県

七田〜夏純〜

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

こんにちは、酒好しょーたです🍶

今日も
日本酒ファンを
ワクワクさせていきます✨

今回は
爽やかなラベルカラーが印象的な
初夏限定の
天山酒造の一本🍾

その魅力をたっぷり紹介します✏️

天山酒造HPより引用

⚫️天山酒造のスペック

創業と歴史


佐賀県小城市に
1875年誕生した天山酒造

清らかな湧き水の里・小城町に蔵を構え
七代続く家族経営の酒蔵として
伝統と革新を両立させている

◆ 蔵の特徴とこだわり

⚫️名峰「天山(てんざん)」の伏流水
(超軟水)を仕込み水に使用

⚫️佐賀県産の酒米に加え
自社栽培米の活用にも積極的

⚫️蔵は周囲を山に囲まれ
朝夕の寒暖差が大きい=米づくりと発酵に理想的な気候



七代目蔵元・七田 謙介 氏

「七田」シリーズのすべてを統括しているのが
七代目蔵元・七田 謙介氏

東京農業大学 醸造学科卒であり
大手酒造メーカーで研修を積み
酒販やマーケにも通じる多才な経歴を持つ

「ブームで終わる酒は
作りたくない。
ずっと残る酒を作る」

不易流行の精神を貫き

⚫️若い世代や海外市場に向け
スパークリング日本酒の開発

⚫️日本酒文化を未来に残す新しい
試みとして
蔵の3Dスキャン&バーチャル酒蔵
見学プロジェクトを導入

⚫️海外向け商品の開発や
英語ラベルへの対応も実施

「日本酒の可能性」を
広げる動きにも熱心!!!🔥

「伝統と革新を語るだけでなく
しっかりと実践してる人」



◆代表銘柄

天山酒造は
良い米を、丁寧に、地元の水で仕込む
という基本を守りながらも
新しい酒質・ラベルデザインにも果敢に
挑戦している

⚫️「七田」…全国展開の主力ブランド(食中酒重視)

⚫️「天山」…地元密着の伝統的な銘柄(昔ながらの飲み口)

⚫️「岩の蔵」…高級ライン
熟成や挑戦酒のシリーズ

七田ラベルの“大文字”と“小文字”の違い

大きい「七田」】 ※今回紹介
“七割五分磨き”シリーズ等

小さめ「七田」
純米吟醸・純米大吟醸 などの
香味バランス型


※紹介リンクは1800mlです

今回は
夏季限定で販売されている

七田
〜夏純〜
こちらのレビューをしていきたいと思う!

⚫️七田〜夏純〜
のラベル


青いラベルに「七田」の筆文字がドーン!

シンプルながらも
夏らしい清涼感と
落ち着いた和の雰囲気が漂うデザイン

ラベル下部には「純米 夏」の印字があり
季節限定感もしっかりアピール🌿

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

ターコイズ系のような青の色🟦

青の色の中でも少し落ち着きがあり
和の雰囲気がとてもいいです☺️

 ⚫️


香りは爽やか
マスカット系のニュアンスがある👃

精米歩合60%とは思えない
軽快な入り

徐々に柑橘系のような酸味が立っていき
キレは良い

アルコール度数もやや低め
サクサク飲める一杯🥂

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

「冷たく飲んでおいしい
疲れない酒」
を探している人には
ぴったりのお酒です☺️

米:出羽燦々
精米歩合:60%
アルコール分:14度

⚫️マリアージュ

今回飲んだ
七田〜夏純〜は

食中酒として
酸味の効いた料理と
合わせるのが良い

フレンチフライや牛や魚のタタキ
特に柑橘系の風味をつけて食べると
相性抜群!!!

佐賀県の食材やグルメに
合わせるとしたら
佐賀牛


解説:JAグループ佐賀
(佐賀県農業協同組合)
が認定するブランド和牛🐮

品種は黒毛和種のみで
肉質等級が A5 または A4 等級以上

さらに
霜降りの度合い(BMS)が7以上という
厳しい条件を
クリアした牛肉だけが「佐賀牛」と呼ばれる

佐賀牛は
脂が甘くしっかり味わいがあるため
日本酒との相性も素晴らしい!☺️

【オススメレシピ】は
佐賀牛のタタキ✨

おがしょの晩酌

今回
佐賀牛のタタキではなく
スーパーで半額だった和牛のタタキで
ペアリング✨笑

材料

材料分量
和牛赤身肉(モモ or ランプなど)約300g
塩・黒こしょう各適量
にんにく(スライス)1片
サラダ油 大さじ1
ポン酢適量
薬味(みょうが)お好みで

下ごしらえ

1.牛肉は常温に戻しておく
(冷蔵庫から出して30分ほど)

2.キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取る

3.表面全体に塩・黒こしょうを多めにまぶす

4.にんにくを薄くスライスしておく


調理

1.フライパンに油を熱し
にんにくを弱火で香りが立つまで
炒めて取り出す


2.強火にして牛肉を投入


3.各面を20〜30秒ずつ焼き付ける
(計2〜3分程度)
中はレアでOKなので焼きすぎ注意!


4.焼き終えたらアルミホイルで包み
15分ほど休ませる


5.粗熱が取れたら
繊維を断ち切る方向で薄くスライス


6.器に並べて、ポン酢を回しかけ
にんにくチップ、茗荷をトッピング!!!

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

茗荷がいいアクセント!😀

すだちやレモンを絞っても
相性抜群😋


くぅぅぅう〜最高!!

⚫️ワンポイントコラム
精米歩合=美味しさの基準?
『削りすぎない』という選択肢

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

天山酒造の七田には
主力商品の中に
七割五分磨きが多く存在する✏️

数字にとらわれない
日本酒の“旨さの本質”を見直す話を
テーマにしたいと思います☺️

◾️精米歩合とは?軽くおさらい

「精米歩合」とは、
お米をどれだけ削ったか
パーセンテージで示したもの

米の外側には雑味のもととなる成分
(タンパク質・脂質など)が多く
内側のデンプン質だけに近づけることで
雑味の少ないクリアな酒になると言われている

が――ーーーー

◾️「削りすぎない酒」がうまい理由

ここ数年
酒蔵の間でこんな問いが再び
注目されているーー

「磨きすぎることで
米の旨味まで

削ってしまっていないか?」

「雑味=悪ではなく
味の幅や食事との

調和につながるのでは?」


◾️七田が貫く
「米の旨味を活かす酒造り」

七田シリーズには
あえて精米歩合75%
という設計の純米酒が存在する

このシリーズは

✔️ 米の旨味がじんわり広がる
✔️ 飲みごたえがあるのにキレもいい
✔️ 温度帯を変えるとさらに表情豊か!

と「削らなくても整った味になる」

それは
米の質と蔵の技術
そして“あえて削らない哲学”があってこその味



◾️なぜ75%でも
美味しくできるのか?


天山酒造の酒造りには
こんな要素がある👇

地元契約農家の高品質米
(山田錦、レイホウなど)を使用🌾

名峰・天山の超軟水で仕込むことで
口当たりはやわらかく上品⛰️

⚫️一回火入れ+低温瓶貯蔵という
火入れ技術🔥

⚫️酵母と発酵温度の徹底管理🧪
香りのコントロールにも
力を入れており

酵母の特性+米の個性
唯一無二の香味
引き出すための研究も積極的!

◾️七田の精米設計は
「酒の目的」に合わせて
使い分ける

こうして見ると
七田の75%精米は単なる逆張りではなく
「旨みを出したいときにあえて磨かない」
という
理にかなった選択だと分かります

では
すべての七田が“磨かない設計”なのかというと
…そうではない!!!

◾️例えば…
「七田 夏純」は60%精米


今回飲んだのは夏向け☀️
より軽やかで透明感のある飲み口を
意識した設計になっている

つまり七田は

“ただ綺麗なだけじゃない

米の存在を感じる旨口”

でありつつも

“酒のスタイルごとに精米を

使い分ける蔵”

削りすぎないことが
むしろ“旨さの深さ”につながっている

これぞ大吟醸至上主義に対する
“旨み系純米”の静かなる反撃🔥

酒好<br>しょーた
酒好
しょーた

要するに
「磨いても、磨かなくても、うまい酒はうまい。」

今日も“飲まずにいられない理由”
またひとつ増えました🍶✨笑


※紹介リンクは1800mlです

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